稚魚の会・歌舞伎会合同公演 8/23(A班B班)
A班を最初に見ることになったワタクシ、
國矢祭
です!
青山播磨に萌え
どころか、撃沈されました。その後のB班でも國矢さんを仕丁の一番端に見つけたり、同じ「皿屋敷」での今度は町奴、「勢獅子」でも鳶、とどうも目が行ってしまいました。
一日で続けてA班とB班を拝見いたしました。初日が21日木曜日、千穐楽が26日火曜日ということでこの週末が中日で、1日のうちに2公演がある2日間です。
今年はA班B班とも演目が全く同じなので、演目ごとにざっくりですが感想を残します。
ここ数年拝見しているこの公演、とても楽しみです。本興行では並びの仕丁さんや腰元をお勤めになる役者さん方の、普段見られない演技を拝見できる楽しみ、それに、時に忘れている「役を勤める一生懸命さ」が感じられたり、はたまた、この皆さんの師匠にあたる役者さん方の素晴らしさも再確認できて、、、
休憩は15分、25分、20分とあります。25分の休憩は開演時間からおよそ90分後です。
公演プログラムは400円。常々、載っていれば良いのに、と思っていた常磐津の詞章が載っていてうれしい![]()
車引
どちらの班でも思ったことは「・・・車引って、やっぱり大変な演目なんだな」ということでした。錦絵の絵面で型を決める、ことはできても、その形を維持することが大変な体力気力が必要なもののようですね。
歌舞伎のエッセンスがつまっているこの一幕は、きっとどんな役者さんにとってもハードルがドンドン高くなっていくように感じられるのでは、などと僭越にも思ってしまいました。
武者震い
の方もいらっしゃいました。が、どの方もよくお勤めで、皆さんの良い声が聞けてうれしかったです。
釣女
太郎冠者のキャスティングがどちらも良かったです!特にA班の吉六さんの芝居っ気たっぷりの愛嬌ある太郎冠者はステキでした。声もとてもよかったし。B班の蝶三郎さんももちろん立派な太郎冠者でした。
醜女の徳松さん、升吉さんとも、持ち味(?
)を生かしてらして、楽しく拝見できました。
あとは「続き」に。
番町皿屋敷
去年の巡業での梅玉さん時蔵さんのスンバラシイカップルの印象が強いのですが・・・ その梅玉さん、それに魁春さんが「監修」とのことで。
國矢さん、まるごと梅玉写し![]()
しかも、それがハマってて、すっかり素敵な
國矢の播磨
じゃないですか~~![]()
![]()
A班は、後室@嶋之亟さん(A、B班)とこの國矢さん@青山播磨が抜群でした。決して他の配役の皆さんが・・ ということではありませんで、なにしろ青山播磨の純情と直情の表現が素晴らしくて。最後、お菊の遺骸を落とした井戸端で片足をかけ、歯の浮きそうな、しかし情がこもれば一気に涙腺が決壊するセリフをいう播磨。実はここに関しては、B班の新十郎さんが本当に素晴らしかった。ちょっと視界がぼやけました。。。
腰元の菊(玉朗さん、京妙さん)はずいぶん違っていましたが、カップルバランスとしてはA班が好みでした。京妙さんは新十郎さんとでは、やはり醸し出す貫禄(?)の違い、それにところどころ「見せすぎ?」に感じてしまうところがあって・・ これもワタシが「菊」に持っているイメージの好みかもしれませんが、、、
勢獅子
鳶頭の二人が大活躍するこの舞踊だけ、A班とB班ではちょっとだけ立ち回り部分が違います。両方ご覧になれる方はどうぞお楽しみに![]()
花道から登場の芸者の姐さんお二人、A班はちょっとお姉さんなので(?)か、黒の着付、B班は芝雀さんのお弟子さんで御納戸色の着付、どちらもお似合いでした。
ということで、それほど疲れることもなく一日楽しい観劇をさせていただきました![]()
どの役者さんも、本興行でのお仕事をこなしながらのお稽古、さぞ時間のやりくりなどご苦労なさったことと思います。すべてのご苦労が、今後の糧となりますように。
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菅原伝授手習鑑 吉田社頭車引の場
A 班 / B 班
松王丸 ・・・・・・・・・・・ 茂之助 / 升平
梅王丸 ・・・・・・・・・・・ 富彦 / 辰巳
桜丸 ・・・・・・・・・・・・・ 桂太郎 / みどり
杉王丸 ・・・・・・・・・・・ 吉也 / 京純
金棒引藤内 ・・・・・・・ 竜之助 / 富彦
藤原時平 ・・・・・・・・・ 功一 / 竜之助
仕丁<A班> 吉二郎・蝶三郎・松男・京純・
新井希望、佐藤弘姿郎(第19期生)
仕丁<B班> 吉六・國矢・升一・音一郎・
新井希望、佐藤弘姿郎(第19期生)
釣女
太郎冠者 ・・・・・・・・・・ 吉六 / 蝶三郎
大名 ・・・・・・・・・・・・・・ 音二郎 / 吉二郎
上臈 ・・・・・・・・・・・・・・ 竹蝶 / 伊助
醜女 ・・・・・・・・・・・・・・ 徳松 / 升吉
番町皿屋敷 麹町山王下の場・番町青山家の場
青山播磨 ・・・・・・・・・・ 國矢 / 新十郎
放駒四郎兵衛 ・・・・・・ 功一 / 新蔵
奴権次 ・・・・・・・・・・・・ 辰巳 / 茂之助
同権六 ・・・・・・・・・・・・ 松男 / 京純
田町の弥作 ・・・・・・・・ 新蔵 / 功一
並木の長吉 ・・・・・・・・ 新十郎 / 國矢
橋場の仁助 ・・・・・・・・ 左字郎 / 升一
聖天の万蔵 ・・・・・・・・ 吉二郎 / 音一郎
若党 ・・・・・・・・・・ みどり・京純 / 吉也・桂太郎
茶屋娘 ・・・・・・・・・・・・ 京三郎 / 春之助
後室真弓 ・・・・・・・・・・ 嶋之亟
陸尺<A班> 竜之助・蝶三郎・
柏田浩基、小竹優希(第19期生)
陸尺<B班> 吉六・富彦・
柏田浩基、小竹優希(第19期生)
用人柴田十太夫 ・・・・ 八重蔵
腰元お仙 ・・・・・・・・・・ 春之助 / 京三郎
腰元お菊 ・・・・・・・・・・ 玉朗 / 京妙
勢獅子
鳶頭鶴吉 ・・・・・・・・・・ 升一 / 左字郎
鳶頭亀吉 ・・・・・・・・・・ 音一郎 / 松男
鳶の者辰蔵 ・・・・・・・・ 新蔵 / 功一
同 芳松 ・・・・・・・・ 新十郎 / 升平
同 又次 ・・・・・・・・ 茂之助 / 國矢
同 勘太 ・・・・・・・・ 左字郎 / 吉二郎
手古舞おとみ ・・・・・・・ 京妙 / 嶋之亟
同 おきよ ・・・・・・・ 京三郎 / 伊助
同 おしん ・・・・・・・ 京珠 / 玉朗
同 おたけ ・・・・・・・ 京由 / 升吉
芸者おひろ ・・・・・・・・・ 梅之 / 京由
同 おこう ・・・・・・・・・ 歌女之丞 / 京珠
若い者<A班> 吉六・吉二郎・音二郎・富彦・
蝶三郎・松男・吉也・桂太郎
若い者<B班> 竜之助・辰巳・升一・音二郎・
みどり・蝶三郎・音一郎・京純
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コメント
おはようございますー! 私も昨日通して拝見しました。通しでご覧になっている方はけっこういらっしゃいましたよね。お顔を存じておりませんので、分かりませんでしたが、「同志」でございましたのね! 両班とも、それぞれの味わいがありましたね。役者さんの舞台に対する思い。外は涼しかったですが、やっぱり「稚魚の会」は、「熱い」です!
投稿: はなみずき | 2008年8月24日 (日) 08時13分
>cocoさま
来年は行きたいです。もう少しじっくり考えて,亀治郎の会,稚魚の会などと一緒に遠征スケジュール考慮すればよかったと後悔しています。
上方歌舞伎会では,千志郎さんがブレイクしておられました。當志弥さんもお綺麗になっておられました。
國矢の播磨!生涯の恋も滅びた聴きたかったです。
投稿: とみ | 2008年8月24日 (日) 22時09分
コメントありがとうございます♪またまたニアミスだったんですね、しかも今日と続けて2日間連続で
濃いい週末になりましたね。
さて、ワタクシの記事は相変わらずの偏愛に満ちていまして、ミーハー視点からしか書いておりません。はなみずきさんの、皆さんへの愛情溢れるレポ、拝読させていただきました!
来年も楽しみ!
しかし、これほど立派な舞台をこの皆さんで見せていただけるとは、御曹司の皆さんもうかうかしていられませんね~~
投稿: coco | 2008年8月24日 (日) 22時41分
コメントありがとうございます♪
上方歌舞伎会も、いつも気になっています。5年に一度くらいは合同公演とスイッチして上演してくれませんかね(言うのは簡単ですが・・・)。
かなり偏狭なレポになってしまっているので、ぜひ他の方の記事もお目通しくださいますよう、おねがいいたしまする。
ちなみに、来年の亀治郎の会は、8月7日~9日、小劇場と決定しているようです。
亀治郎の会は、、、 面白いながら、いろいろ考えさせられるものでした。
投稿: coco | 2008年8月24日 (日) 22時46分